社会・環境

【クールビズ】いつから?期間はいつまで?事例・批判、間違いのケースなどを解説!

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クールビズとは?

地球温暖化が問題視される近年では、クールビズという取り組みが行われています。

一体クールビズとはどのような取り組みなのでしょうか。

今回はクールビズについて詳しく解説していきます。

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クールビズとは?

クールビズとは、英語の「COOL」と、BUSINESS(ビジネス)を略した「BIZ」の造語で、室温28℃で快適に過ごせる軽装や、取り組みを促すライフスタイルのことです。

夏らしい軽装でいながらも、ビジネスの場にふさわしい、一定のマナーを守った服装をすることが、クールビズの本質です。

クールビズ期間は?いつからいつまで?

環境省では、5月1日から9月末までの期間で、クールビズを集中的に実施するとしています。

気温やそれぞれのワークスタイルに合わせて、適切な服装や空調で仕事を行うことを推奨しています。

クールビズ経緯・歴史

2005年に、環境省の呼びかけによってスタートしました。

これまでの日本では、ビジネスパーソンの服装といえば、どんなに暑い日でもスーツに男性はネクタイが必須とされ、その服装に合わせてオフィスの冷房の温度も低めに設定されているところが少なくありませんでした。

しかし、そうした過度な冷房は消費電力の増加を招き、ひいては地球全体の環境悪化にもつながります。

そこで、人々の服装に対する常識を見直し、快適に過ごしつつも地球に優しいライフスタイルの実現を目指して、クールビズが始まりました。

クールビズの事例

各業界ではさまざまなクールビズの取り組みが行われています。

一般社団法人 日本百貨店協会との連携

日本百貨店協会では、2050年カーボンニュートラルの実現に向け、脱炭素型ライフスタイルへの転換を衣・食・住の様々な商品を通じて顧客に呼び掛けています。

また、クールビズの実施により、熱中症対策への呼びかけも行っています。

日本チェーンストア協会での取組

日本チェーンストア協会では、環境対策や節電の継続の重要性の両面からクールビズに協力し、会員企業の店舗内の空調の適正な温度設定を実施しています。

顧客の理解とともに従業員の夏の軽装の実施や顧客への暑さ対策の提案などを通じて、ライフスタイルの変革を呼び掛け、クールビズの周知に取り組んでいます。

一般社団法人 日本フランチャイズチェーン協会での取組

日本フランチャイズチェーン協会では、地球温暖化防止及び節電対策に貢献するため、会員企業に対してクールビズの取組を呼び掛けています。

会員企業では”店内を適正温度に設定””ユニフォームの軽装化”など、各企業がそれぞれの取組を行う予定です。

クールビズへの批判

クールビズはメリットだけではなくデメリットもあります。いくつかのデメリットについて見ていきましょう。

フォーマルな場には向かない

一般的なクールビズスタイルは、「ノーネクタイ・ノージャケット」である場合が多く、ビジネスフォーマルにふさわしい服装ではありません。

また、ポロシャツやカットソーなど、クールビズ向けのインナーも、重要な会議等の改まった場では避ける必要があります。

クールビズは基本的に社内であれば問題ありませんが、TPOやビジネスシーンに合わせて臨機応変に考えなければならないマイナス面があります。

自由度が高く服装選びの手間がかかる

通常時であれば、ダーク系のスーツに白のシャツを合わせたオーソドックスなコーディネートの方も多いかと思いますが、クールビズにおいては定番スタイルというものが特にありません。

そのため、毎日服装の組み合わせ方を考えたり、クールビズ用に服を選ぶ手間がかかり困る方も多いでしょう。

間違ったクールビズ

クールビズは単にラフな格好をしても良いというものではありません。クールビズを取り入れるときは次のようなことに注意しましょう。

訪問時はネクタイやジャケットを準備する

クールビズの期間であっても、スーツスタイルの正装はネクタイ、ジャケット着用が基本になります。

そのため、顧客や取引先に訪問する際はネクタイやジャケットを準備しておくといいでしょう。

顧客や取引先から軽装でと提案された場合は、クールビズの格好でも問題ありません。

ただし、相手が不快にならないよう、清潔感のある服装で伺うのがマナーです。

シャツのインナーが首元から見えないようにする

ノーネクタイでシャツを着用する際、第1ボタンをはずすのが一般的ですが、このときにインナーが首元から見えるのはマナー違反となることがあります。

本来、シャツはジャケットのインナーとしての役割があり、シャツの下に肌着を着用しないことが国際基準です。

日本ではシャツの下にインナーを着る習慣があり、インナーの着用自体は問題ありません。シャツの首元からインナーが見えないよう、インナーは首元の切り込みが深いV型、あるいはU型のものを着用しましょう。

露出度の高い服装や透け感のある素材を避ける

ハーフパンツやミニスカート、胸元が開いているトップスといった露出度の高い服装や透ける素材は、ビジネスシーンにおいてはマナー違反になることがありますので避けるようにしましょう。

薄手の生地は軽くて涼しいものの、ジャケットやカーディガンがなくても透けない素材や色を選ぶことが大切です。

だらしなく見えないようにする

カジュアルな服装といっても、だらしなく見えると相手に不快な気持ちを与えかねません。

ノーネクタイ、ノージャケットでもシワをのばして、清潔感のある素材や色を選ぶようにしましょう。

通気性のいい素材や淡い色合いの服を選ぶことで見た目も涼しげに見えることもあります。

まとめ

環境問題の解決や社会人の働きやすさを追求するためにクールビズは取り入れられています。

まだまだマナーなどが厳しくなかなか取り入れられないのが現状です。

今後どのように拡大していくのでしょうか。

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政経百科編集部
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