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【自由を守る会】上田令子が設立した地域政党!所属議員や政策などを解説!

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自由を守る会とは?

自由を守る会という地域政党をご存知ですか?

2024年7月7日投開票の都議会議員補欠選挙でも推薦候補者が当選するなど、東京都を中心に活動を広げています。

今回は、そんな自由を守る会がどのような経緯で設立され、どのような政策を打ち出しているのか、わかりやすく解説していきます。

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設立経緯と都民ファへの合流

2014年11月にみんなの党の解党が決定され、それを受けてみんなの党に所属していた上田令子東京都議会議員が地域政党「自由を守る会」を発足させました。

2015年の統一地方選挙では、7名の候補者に推薦を出し、そのうち4候補が当選しました。

上田令子都議は、東京都議会では同じくみんなの党出身の音喜多駿都議、両角穣都議と会派「かがやけTokyo」に所属していました。

その後、東京都議会の会派「かがやけTokyo」の都議は、小池百合子東京都知事が設立した地域政党「都民ファーストの会」に合流することが決まりました。2017年1月23日には、会派も「都民ファーストの会 東京都議団」と名称を変更しました。

上田令子都議・音喜多都議・両角都議の3人は同年の東京都議選では都民ファーストの会から立候補することが内定します。

これを受けて、自由を守る会は1月23日に代表を竹内聖織武蔵野市議会議員に交代するものの、4月3日には「発展的解消」として解党を発表しました。

都民ファ離党と自由を守る会再結成

2017年夏の都議会議員選挙で都民ファーストの会から出馬した上田令子都議は再選を果たすものの、2017年10月3日には音喜多駿都議とともに都民ファーストの会を離党します。

理由としては、小池百合子都知事の国政進出に対する疑問や情報公開の不徹底などを挙げていました。

その後、音喜多駿都議との会派「かがやけTokyo」と地域政党「自由を守る会」を再び結成することになります。

2018年11月には、音喜多議員の週刊誌報道などを巡り、上田令子都議と音喜多駿都議の対立がにより、音喜多駿都議が会派「かがやけTokyo」を離脱します。

以降、所属議員1人の一人会派となり、2018年12月20日には地域政党と同じ名称の「自由を守る会」に会派の名称を変更しています。

2019年統一地方選挙では推薦候補4名が当選し、2021年には代表の上田令子都議が再選を果たしています。

2023年統一地方選挙では現職4名が再選し、2024年7月7日投開票の東京都議会議員補欠選挙(江東区選挙区)においては推薦候補が当選しました。

この結果、会派「自由を守る会」所属議員は2名となり、都議会では一人会派状態から脱しました。

自由を守る会代表 上田令子とは?

プロフィール

  • 生年月日:1965年5月21日
  • 現職:東京都議会議員、地域政党「自由を守る会」代表
  • 学歴:東京都立三田高等学校→白百合女子大学文学部国文科卒業
  • 職歴:ナショナルライフ保険従業員→江東区議会議員(2期)→東京都議会議員(3期)

経歴

2005年、東京都議会議員選挙に千代田区選挙区から民主党公認で出馬しましたが、落選してしまいます。

2007年、江戸川区議会議員選挙に無所属で出馬し、初当選を果たします。

その後、2009年のみんなの党結党に参加し、2011年の江戸川区議選ではトップ当選を果たしました。

2012年には、江戸川区議を辞職し衆議院議員選挙に挑戦しましたが、落選という結果になります。(みんなの党公認・東京16区)

その後、2013年東京都議会議員選挙に江戸川区選挙区からみんなの党公認で出馬し、当選しています。(以降3期連続当選)

みんなの党解党後は、都民ファーストの会に一時期合流しましたが、ほとんどの期間を地域政党「自由を守る会」代表として活動しています。

所属議員

自由を守る会HPに、所属議員として紹介されている議員は以下の通りです。

  • 上田令子 東京都議会議員(代表)
  • 三戸あや 東京都議会議員
  • 渡辺大三 小金井市議会議員
  • 井上ノエミ 墨田区議会議員
  • 高木あきなり 小金井市議会議員
  • たかはま なおき 文京区議会議員
  • 白川愛 目黒区議会議員

政策・主張

自由を守る会のHP上では、以下の5つを基本政策としています。

行財政改革

税金の無駄遣いを省くということを主張しています。

税金の使途及びその目的については厳しく監視をしていくとし、住民需要を理由に膨らみがちな行政の中で、ひとつひとつの事業を検証し、税金の無駄遣い、不正・癒着・天下りを許さないと主張しています。

教育改革&子ども・子育て支援

子どもの権利条約に則し、いじめ・虐待などあらゆる暴力から子どもの人権を守ることを最優先としています。

また、子どもたちが安心・安全・自由に児童福祉施設及び教育現場、地域、家庭で過ごせるための子育て支援も訴えています。

過不足ない福祉の実現

少子高齢化により膨らみ続ける社会保障費に対して、不要不急のバラマキが含まれていると批判しています。

真の困った人々にのみ選択と集中をし、高齢者、障がい児・者、社会的弱者が、安心して地域で暮らせる環境を整えると主張しています。

安全安心のまちづくり

「生きる自由」が脅かされないように国防、地域の防災・防犯対策を講じるとしています。

また、労働が「生きる自由」を支えるとし、地域住民の就労の継続・復職の支援、働きながら子育てできる環境と若年層の就労支援などに取り組むとしています。

議員・議会改革

住民への説明責任を果たせる議員を各地で増やし、住民が主役の開かれた議会運営を実現すると訴えます。

首長と議会の対等な関係性を維持し、住民利益について議論できる本来の二元代表制をを取り戻すとしています。

まとめ

2024年の都議会補欠選挙で議席を増やすなど、東京都を中心に活動している地域政党「自由を守る会」。

ここからさらに勢力を伸ばしていくのでしょうか?今後どのような政策を打ち出していくのでしょうか?

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政経百科編集部
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