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【河野太郎】デジタル・外務・防衛大臣を歴任!総裁選や留学の経歴も解説

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SNS・Twitterでも話題に!?自由民主党所属衆議院

河野太郎の名前はたびたびメディアで目にし、「総理大臣になって欲しい人物」として取り上げられる機会も少なくありません。X(旧ツイッター)をはじめインターネットでの情報発信にも熱心な政治家です。河野太郎とはどういう人物なのでしょうか。あらためてふりかえってみましょう。

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プロフィール

生年月日:196年1月10日

現職:衆議院議員(神奈川15区)

職歴:富士ゼロックス(現・富士フィルムビジネスイノベーション)→日本端子→衆議院議員

学歴:慶應義塾大学経済学部中退→ジョージタウン大学卒業。

閣僚として:外務大臣、防衛大臣、行政改革担当大臣、国家公務員制度担当大臣、内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策、規制改革)、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種推進担当大臣、デジタル大臣、内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全)などを歴任。

【生い立ち】アメリカ留学、富士ゼロックス・日本端子で民間経験を積む

河野太郎の父は、衆議院議員議長や自民党総裁を務めた河野洋平です。自民党総裁はそのまま内閣総理大臣となるのが通例ですが、父親の洋平が総裁を務めた時期は自民党は野党の立場にありました。

河野太郎は1963年に神奈川県に生まれ、学生時代は陸上に打ち込むスポーツ少年でした。中学から慶應義塾に入り、そのままエスカレーター式に慶應義塾経済学部へ入学しますが、わずか2ヶ月で退学します。その後、アメリカへ渡り1982年にワシントンDCにあるジョージタウン大学へ入学します。専攻は比較政治学でした。途中、大学を休学しポーランドの中央計画統計大学(現・ワルシャワ経済大学)へ交換留学をします。在学中は政治活動にも関わり議員の選挙ボランティアやインターンを経験しています。その後、ジョージタウン大学へ復学し卒業し、日本へと戻ります。

1986年富士ゼロックス(現・富士フィルムビジネスイノベーション)に入社します。調査統計部、企画部のほか、国際事業部でのシンガポール勤務などを経験しました。1993年に日本端子に転職します。自動車や電気機器の部品の開発生産や海外輸出を担当しました。

初当選以降の活動

その後、1996年の衆議院議員選挙に神奈川15区から出馬し初当選を果たします。同期の当選組としてはのちに総理大臣となる菅義偉、警察出身の平沢勝栄、河野に同じく有名政治家である渡辺美智雄を父に持つ渡辺喜美、のちに愛知県知事となる大村秀章などがいました。
自民党議員は何かしらの派閥に所属するのが通例ですが、河野はしばらく無派閥ですごし、のちに宏池会に所属します。当時のトップは宮沢熹一元首相でした。宏池会は自民党の中ではリベラル寄りの派閥で知られます。その後、1999年に父親が率いていた河野グループ(大勇会)へと移ります。こちらもリベラル系の派閥です。現在は大勇会からの流れを持つ麻生派に所属しています。
2009年7月の衆議院議員選挙で自民党は大敗し、民主党をはじめとする野党が勝利し政権交代が起こります。河野はその年の9月に行われた総裁選挙に出馬します。谷垣禎一に敗れたものの、40代の出馬であり注目の若手議員となります。

国務大臣を歴任

河野太郎が初入閣を果たしたのは、2015年の第3次安倍内閣の、第1次改造内閣の人事でした。

そこから、外務大臣、防衛大臣、行政改革担当大臣、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種推進担当大臣、デジタル大臣などを歴任していきます。

安倍内閣

2015年第1次改造安倍内閣の時には、国家公安委員長、行政改革担当大臣、国家公務員制度担当大臣、内閣府匿名担当大臣(規制改革、防災、消費者及び食品安全)を務めました。この時、河野に期待されていた仕事は行政改革など、これまでの制度を刷新するものであったと言えます。

2017年8月には第3次安倍内閣第3次改造内閣において、外務大臣に就任します。河野はアメリカ留学経験もあるため英語に堪能です。さらにアメリカに広い人脈を持つため、日米同盟の強化が期待されました。在任中は123カ国を訪問し、これは歴代の外務大臣として最多の数となっています。

2019年9月の第4次安倍第2次改造内閣では防衛大臣に就任します。

菅内閣

2020年9月には菅内閣で行政改革担当大臣、国家公務員担当大臣、内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策、規制改革)を担当します。2021年1月には新型コロナウイルス感染症のワクチン接種推進担当大臣に就任。新型コロナウイルスのワクチン接種推進に努めました。

総裁選への挑戦と岸田内閣

2021年9月には2009年以来の自民党総裁選への出馬を表明します。知名度が高い河野は有力候補とされていましたが、岸田文雄に敗れ次点となっています。

2022年8月には第2次岸田第1次改造内閣でデジタル担当大臣に就任しています。

政策

自由民主党総裁選挙の際に開設された特設サイト内では、5つの主張と政策がまとめられています。

命と暮らしを守る政治

科学的治験に基づき対話を行うことや、医療体制の拡充、自然災害への対策や持続可能なインフラ整備などをあげています。

変化の時代の成長戦略

持続可能な温もりある強い経済と社会の実現を目指し、中小企業や個人事業主を守ること、カーボンニュートラル、デジタルに力を入れていくことにも言及しています。

新しい時代のセーフティネット

「それぞれの人生を育み、支えるため、持続可能な社会保障・子育て支援、教育を拡充」するとして、プッシュ型・ワンストップ型の支援や全世代型社会保障制度の構築などを訴えています。

国を守り世界をリードする外交・安全保障

新たな脅威に対応する国家安全保障戦略の見直しと防衛力の整備・強化やサイバー・宇宙、電磁波など新しい分野における自衛隊の防衛能力の向上などを主張します。

新しい時代の国のかたち

新しい時代の国のかたちとして、憲法改正・オープンでクリーンな政治・天皇の退位等に関する皇室典範特例法案に対する附帯決議に関する有識者会議の議論の尊重などを訴えます。

参考:衆議院議員 河野太郎総裁選特設サイト|「河野太郎」5つの主張と政策|https://sosaisen.taro.org/#policy

まとめ

河野太郎は衆議院議長や自民党総裁を務めた河野洋平を父に持ち、自身も政治家としてキャリアを重ねています。SNSの発信など、今後も多くの注目を集めるのかもしれません。

参考文献

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政経百科編集部
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