【伊原木隆太】岡山県知事の実績、生い立ち、天満屋社長の経歴、政策などを解説!
岡山県知事「伊原木隆太」とは?
伊原木隆太岡山県知事は岡山県出身の政治家です。コンサルタントや地元の百貨店「天満屋」の代表取締役社長を経て、2012年に岡山県知事に初当選。2024年6月には10月に告示される県知事選挙への出馬を表明し、4選の動向が注目されています。
プロフィール
- 生年月日:1966年7月29日
- 現職:岡山県知事
- 学歴:東京工業大学卒
- 職歴:外資系経営コンサルティング会社→株式会社天満屋取締役→株式会社天満屋代表取締役社長→岡山県知事
政治家になるまでの生い立ち
伊原木隆太県知事はコンサルタントや経営者を経験後、民間人では初めて岡山県知事に当選しています。ここでは、伊原木隆太県知事の生い立ちや知事当選前の経歴を御紹介します。
百貨店の家に生まれる
伊原木隆太県知事は「天満屋」の長男として生まれました。天満屋は岡山県で長く営業を続けている百貨店です。
伊原木隆太県知事は高校卒業まで地元岡山で過ごし、卒業後は東京の大学に進んでいます。
大学卒業後に海外留学
地元の「岡山県立岡山大安寺高校」卒業後、上京します。東京大学理科一類に入学します。
1年間の休学期間には語学研修のためアメリカに留学。帰国後、90年には東京工業大学を卒業しました。
その後はコンサルティング業やMBA取得などを経て、96年には天満屋の代表取締役社長に就任。MBA取得後には料理を学ぶためにフランスに渡ったりと、紆余曲折の経歴でも注目されています。
12年に岡山県知事に当選するまで経営に携わっています。
政治家を目指したきっかけ
民間の経営者から岡山県知事を目指したきっかけについて、伊原木隆太県知事はインタビューで「祖父の影響」だと語っています。
「私が中学生になったときに、祖父(伊原木伍朗)の人生を詳しく知り、官僚にも弁護士にもなれる資格を持ちながら、あえて事業家の道を選び、結果的に戦後、岡山の復興に貢献した祖父は私の誇りでした。また、経営者として実績を積んだ同級生が広島県知事に当選し、経営者と知事の仕事は共通点が多いと教えてくれたのも後押しになりました」
伊原木隆太県知事が岡山県知事を目指した背景には事業家のおじいさんと、広島県知事に当選した同級生の影響がありました。
初当選以降の経歴
「天満屋」代表取締役社長を経て、岡山県知事に当選した伊原木隆太県知事。「民間人で初めての岡山県知事」ということで、当選後はメディアでも注目されました。
12年に岡山県知事として初当選した伊原木隆太県知事は16年に再選。現在は3期目に突入しています。
県知事としての実績
伊原木隆太県知事は知事就任当初から「民間ならではの視点」を前面に打ち出し、数々の改革に取り組んできました。
ここでは、伊原木隆太県知事の県知事としての実績を見ていきましょう。
公立学校の非行率を4分の1低下
岡山県知事就任後、力を入れたのが教育改革です。
当時、岡山県では校内暴力やいじめ、学級崩壊が表面化しており、非行率の上昇が問題視されていました。
伊原木隆太県知事は問題の多い学校に現職の警察官を配置。「学校警察連絡室」を設置することで教職員との連携を強化しました。
学校という教育機関に警察組織を入れる試みには一部、抵抗の声もありましたが、結果的に県内の非行率が4分の1程度低下し、一定の評価を受けています。
企業への投資で雇用を創出
「自主財源の確保が地域活性化につながる」という理念のもと、伊原木隆太県知事は知事就任から一貫して企業誘致および企業投資に力を入れてきました。
主に製造業を中心とした企業の誘致に取り組み、本社や工場を県内に呼び込んだ結果、トータルで6,700人以上の雇用創出に成功しています。
伊原木隆太県知事は企業誘致に力を入れる背景について、「子どもたちが将来にわたって希望をもって、生き生きと働ける土台を作りたい」と語っており、長期的なビジョン発信には経営者視点が活かされています。
政策
岡山県知事就任以来、前例にとらわれない政策を発信しつづけている伊原木隆太県知事。
ここでは、伊原木隆太県知事の主な政策を御紹介します。
出会いを増やして少子化対策
「少子化対策は正念場をむかえている」と主張している伊原木隆太県知事は、同窓会や自治体主催の婚活イベントに対して1,000万円の補助金を組むなど、若い世代が出会いを増やせる場を提供しています。
少子化対策としてはこのほか、男性の育休取得に対し約1億円の補助予算を組むなどの政策を発信しています。
独自のコロナ対策で感染を抑制
新型コロナウイルス対策でも、伊原木隆太県知事は独自色の強い政策を発信してきました。
感染拡大の初期には「岡山県クラスター対策班(OCIT)」を組織。県内の医療機関で感染対応を完結させたり、高速道路を全面的に閉鎖したりと、感染抑止を最優先した対策で評価されています
まとめ
伊原木隆太県知事は岡山県出身の政治家です。家業である百貨店「天満屋」の代表取締役社長を経て、2012年に民間人初の岡山県知事に就任。少子化対策やコロナ対策などで独自の政策を打ち出しました。
2024年時点で3期目となり、6月には4選を目指して出馬を表明。今後の動向が注目されています。
参考になるサイト
- 岡山県公式ウェブサイト|知事プロフィール|https://www.pref.okayama.jp/page/298941.html
- 自治体通信オンライン|岡山の持続的成長のために大切なのは「未来への投資」の視点です|https://www.jt-tsushin.jp/articles/interview/jt37_okayama-ibaragi
- 私のカクゴ|伊原木隆太ページ|https://www.kakugo.tv/person/det794zb.html
- sugercode|伊原木隆太の経歴|https://sugar57.com/person/ibaragiryutaokayama/
- OHKオフィシャルサイト|伊原木知事「少子化対策は県政の最重要課題」岡山県議会が開会 24年度予算案提案【岡山】|https://www.ohk.co.jp/data/26-20240222-00000009/pages/
- NHKオフィシャルサイト|コロナ対応の“教訓” 新たな感染症への備えに 県医師会など|https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20231108/4020018524.html