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【福田富一】生い立ち・学歴・経歴・政策は?宇都宮市長や栃木県知事を歴任!

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5期20年 栃木県県知事を務める福田富一とは?

今回の記事では、5期20年にわたって栃木県知事を務めてきた福田富一知事をご紹介します。

どのような人生を歩んできたのか、どのような政策を訴えてきたのか、ぜひ最後までご覧ください。

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プロフィール

  • 生年月日:1953年5月21日
  • 現職:栃木県知事(5期目)
  • 学歴:県立宇都宮工業高校→日本大学理工学部建築学科卒業
  • 職歴:栃木県職員→宇都宮市議会議員(2期)→栃木県議会議員(2期)→宇都宮市長(2期)→栃木県知事

政治家になるまでの生い立ち

福田富一知事は、1953年に栃木県今市市(現在の日光市)で農家の長男に生まれます。

中学時代には生徒会長を務めました。また、バスケットボール部の主将で、栃木県大会で準優勝しました。その後、建築家になりたいと思い宇都宮工業高校へ入学します。高校でもバスケットボール部の主将としてチームを率い、栃木県内で3位を獲得するなど優秀な成績をおさめました。高校卒業後は実家の農作業の手伝いとの両立のために栃木県庁に入庁することにしました。

栃木県庁では、建築課や住宅課で勤務し、さまざまな議員とかかわる中で、黒を白にしようとする政治家を目の当たりにしてしまいました。そして、県庁という組織の中でひとつの歯車として生涯を送るよりも、大きな組織全体を見渡しながら仕事をすることで、自分の思いを実現できると思い政治家を志します。

福田氏は県庁で働きながら勤務終了後には人との出会いを求め、また政治家への修行として電車で日本大学に通い建築学を学びます。

大学卒業後、両親の反対を押し切り「政治家は住民の代表であるから自ら出向いて意見を聞く“出前の政治”こそ政治の原点である」という信念を持ち9年間働いた栃木県庁を年度末に突然退職します。

県職員から宇都宮市議会議員・栃木県議会議員へ

政治家になるには一般的に2年間の活動が必要と聞いた福田氏は県庁退職後、建築設計(2級建築士)・行政書士事務所を開設します。また、実家を飛び出し宇都宮に転居し、仕事と後援会活動の両立生活が始まります。

1981年には今後の活動において結婚していないと社会的信用がないと言われ2か月間で5人の女性と見合い、覚悟を決めて結婚します。

1983年5月の宇都宮市議会議員選挙に29歳の若さで出馬し、定数48人のところ48位で初当選しました。また、任期満了に伴う1987年の市議選では6位で当選しました。

その後1990年2月の栃木県議会議員補欠選挙では3万票を集めましたが落選してしまいます。

しかし翌年の栃木県議会議員選挙ではトップ当選を果たします。任期満了に伴う1995年の県議選でもトップ当選するなど絶大な人気を集めました。

宇都宮市長時代

1999年4月の宇都宮市長選挙で7万8千票を集め当選します。

宇都宮市長就任当時の宇都宮市は宇都宮駅を中心として東西に分断されている状況でした。2001年福田氏は宇都宮駅の東側に次世代型路面電車(LRT)を建設する方針を決めます。その後何度か計画がストップしたものの2023年に「宇都宮ライトレール」として開業し、現在は宇都宮駅西側への延伸が検討されています。

県知事としての実績

2004年12月、栃木県知事選挙で現職を破り初当選し、以降5期栃木県知事を勤めています。

それから、どのような実績を残したのでしょうか?

国体

2007年、宇都宮競馬場跡地に陸上競技場兼球技場を建設することを発表します。完成した栃木県総合運動公園陸上競技場は2022年の「いちご一会とちぎ国体」で開会式や競技会場として使われました。

財政再建

破綻寸前の県財政の再建を目指し、2009年に「とちぎ未来開拓プログラム」を策定します。

県の事業の6割以上を廃止・変更とし、公共事業費の前年度比2割削減などを実施しました。その結果、プログラム期間の4年間で毎年度300億円以上が見込まれていた財源不足を減らします。また、ゼロになると見込んでいた貯金にあたる財政調整的基金を518億円まで回復させます。当初は全国44位だった経常収支比率は22位、自治体の収入に対する負債返済の割合を示す実質公債費率は35位から16位まで上がりました。

6期目への挑戦

福田氏は、2024年6月21日に12月の任期満了に伴う知事選に立候補する意向を表明しました。当選すれば6期目となり栃木県政史上最長となった前回の5選を更新することになります。また、現職の都道府県知事の中で唯一6期目となります。

立候補表明後の政治資金パーティーで、自民党の茂木幹事長は「これからも県のリーダーとして力を発揮してほしい」と述べました。

まとめ

宇都宮市議会議員・市長を務めた後に、5期20年、栃木県政を担ってきた福田富一知事。その評価となる2024年秋の知事選挙で県民は栃木県の今後を誰に託すのか注目です。

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政経百科編集部
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