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【乙武洋匡】五体不満足出版・小学校教員や保育園経営などの生い立ちや経歴・選挙歴を解説!

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乙武洋匡とは?作家活動や義足プロジェクト、参院選・衆院補選など

両手足のない作家として有名な乙武洋匡。彼の代表的な著作「五体不満足」はベストセラーになり、教科書にも掲載されたことがあるため、知っている人は多いと思います。この記事では、そんな乙武氏の政治活動歴に焦点を当て、彼の経歴について解説していきます。

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プロフィール

生年月日:1976年4月6日

職歴:作家、小学校教員、保育園運営、タレント活動

学歴:東京都立戸山高校→早稲田大学政治経済学部経済学科→明星大学通信教育課程人文学部

生い立ちから五体不満足出版まで

ここでは、五体不満足出版までの経歴について解説していきます。

誕生から大学入学まで

乙武氏は1976年、東京の新宿区に生まれました。彼は先天性四肢欠損症という障害を持っており、生まれつき両手と両足がありませんでした。そのため、移動には電動車いすを使用するようになります。

世田谷区立用賀小学校、世田谷区立用賀中学校を経て、東京都立戸山高校に進学。早稲田大学在学中にまちづくり活動に参加。これをきっかけに、自身の生活体験をまとめた「五体不満足」を執筆しました。

「五体不満足」の出版

表紙に車いすに乗る乙武氏の写真が使われた「五体不満足」は大ベストセラーとなり、教科書にも掲載されました。当初、出版社内では担当の編集者以外誰も売れるとは思っていませんでした。しかし、結果は初版6千部、発売から1年で417万部を売り上げる大成功に終わりました。

五体不満足出版以降の活動

「五体不満足」出版後の乙武氏の経歴はどのようなものなのでしょうか。

小学校教員免許を取得

大学卒業後はすぽーtライターとして勤務する傍ら、2005年に新宿区の非常勤職員に就任。また、小学校教員の免許を得るために明星大学の通信教育課程に入学しています。教員免許の取得を目指した理由について、乙武氏は「子どもの人格形成に大人がどのような責任を負っているか問題意識を抱いたため」と述懐しています。

乙武氏は2007年2月に小学校教諭第二種免許状を取得。2010年3月まで、杉並区の小学校で任期付きの講師として勤務していました。

子どもの誕生

乙武氏は2001年3月に結婚。2008年に長男、2010年に次男、2015年には長女が誕生しています。

立候補表明、立候補断念、その後

乙武氏は2016年に、参院選に出馬しようとしました。その前後の経緯を紹介します。

参院選に出馬を検討

乙武氏は、2016年7月の参議院議員通常選挙に出馬することを検討していました。しかし、同時期に5人の女性との不倫関係が週刊誌上で報じられ、妻とともに謝罪する事態になりました。

この出来事により、乙武氏は出馬を辞退することになります。

その後

2016年に乙武氏は離婚。その後、車いすで世界中をめぐる放浪の旅に出ます。2019年にはパラスポーツの取材に力を入れる傍ら、最新鋭の義足を用いて歩くことに挑戦する「OTOTAKE PROJECT」に取り組みます。

2022年参議院議員選挙に挑戦

2022年5月19日、乙武氏は自身のyoutubeチャンネル上で、2022年7月に行われる参議院議員通常選挙に、東京選挙区から無所属で出馬する意向を表明しました。選挙期間中やその前の政治活動の期間には、西村博之(ひろゆき)や堀江貴文などの著名人も応援演説に駆けつけましたが、定数6の東京都選挙区の中で、9位で落選してしまいます。

衆院補選に東京15区から出馬

2023年12月に東京15区選出の柿沢未途衆議院議員(当時)が逮捕され、それに伴い衆議院議員補欠選挙が行われることとなりました。

3月28日に都民ファーストの会の国政進出を目指して設立したファーストの会の副代表に就任し、翌29日に報道にて明らかになりました。4月8日には、正式に記者会見を開き、無所属での立候補を表明しました。

自由民主党内でも乙武を推薦する動きがありましたが、江東区の支部からの反対意見があがっていることや乙武本人からの推薦依頼がないことを理由に推薦を見送りました。

結果として、ファーストの会・国民民主党が推薦し、ファーストの会副代表でありながらも無所属で選挙に臨むこととなります。小池百合子東京都知事・国民民主党玉木代表・ひろゆきらが連日応援に入りましたが、4月28日の投開票の結果5位で落選しました。

政策・主張

ここからは、乙武氏の政策や首長をジャンル別に紹介していきます。

憲法

憲法改正には賛成。しかし、武力の不保持や戦争放棄に関する9条を改正することには反対しています。また、緊急事態条項の設置については賛成の立場を示しています。

外交・安全保障

敵基地攻撃能力の保持には賛成の立場を示しています。非核三原則については維持を、ロシアに対する制裁はより強めるべきだと述べています。防衛費に関してはある程度の増加区を容認する方針です。

その他

原子力発電所の依存割合を下げ、国会議員の被選挙権年齢を引き下げることに賛成しています。

まとめ

人とは違う身体に生まれながら、政界にとどまらず幅広い活動に取り組む乙武洋匡。2022年・2024年の選挙には落選してしまいましたが、また政界に挑戦することはあるのでしょうか?引き続き注目していきましょう。

参考になるサイト・資料

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著者について
政経百科編集部
政経百科編集部
監修者
選挙・ニュース・授業がもっと楽しくなるをモットーに政経・社会課題を分かりやすく解説します。みんなの「参考書」を目指して情報発信中!様々な政治経済や社会に関する情報を提供し、読者の皆さんに理解や共感をお届けしています。
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