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【山口那津男】東大卒・弁護士の公明党代表!後任は?経歴・学歴・政策を解説 

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公明党代表・山口那津男のプロフィール・主張を紹介!

山口那津男は参議院議員であり、2009年から公明党代表を長らく務めている人物です。2022年9月には無投票で8選を果たしており、公明党の顔役というべき人物です。山口の国会議員になるまでの来歴や主張などをあらためてふりかえってみましょう。

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【山口那津男】概要・経歴

1952年7月12日日生まれ

現職:公明党代表(党首)、弁護士参議院議員(東京選挙区)

職歴:弁護士→参議院議員

学歴:水戸第一高等学校→東京大学法学部

閣僚として:防衛政務次官

東大卒弁護士が公明党代表に!山口那津男の経歴を解説

東京大学卒業後、弁護士として活動をしていく中で政治の道を志します。党首である現在までどのような経歴をたどったのでしょうか?

弁護士時代を経て衆議院議員となる

山口那津男は茨城県出身であり、地元の進学校である茨城大学教育学部附属中学校、茨城県立水戸第一高等学校を経て、一年間の浪人ののち、東京大学文化1類へ入学します。その後法学部へ進み、在学中から司法試験の勉強をはじめます。

2年間の留年を経て大学を卒業し、1979年に26歳で司法試験に合格します。その後、司法修習生を経て弁護士となります。都内の法律事務所で働きますが、庶民の生活に即した法律を作る必要性を感じていたところ、公明党の神崎武法代表から誘いを受け、政治家への道を歩み始めます。

1990年の衆議院議員選挙で東京10区から出馬し初当選を果たします。この時はまだ小選挙区制は実施されておらず、一つの選挙区から複数人の当選者が出る中選挙区制でした。さらに公明党は、現在のように自民党と連立を組んでおらず、野党の存在でした。次の1993年の選挙でも再選を果たし、細川護煕内閣で防衛政務次官に任命されます。細川内閣は自民党と共産党を除く野党が結集して作られた非自民内閣です。公明党は一度解党され、新進党に合流します。その後、新進党が分裂し解党となると、公明党の衆議院グループで結成された新党平和を、公明党の再結党に参加します。

参議院議員へ鞍替え出馬

その後、山口那津男は90年代には2度の衆議院議員選挙の落選を経験し、2001年に参議院議員選挙に鞍替え出馬を行い当選を果たします。選挙区制度の変更により、小選挙区比例代表並立制が導入されたため、小選挙区では1人の当選者しか出なくなりました。1999年からは自民党と公明党が連立を始めていたため、小選挙区での候補者の調整が難しくなった背景も関係していると言えます。

公明党代表(党首)就任

山口那津男は2009年に公明党代表に就任します。2009年7月に行われた衆議院議員選挙では自民党が大敗し、民主党への政権交代が起こりました。自民党と連立政権を組んでいた公明党も影響を受け、党代表であった太田昭宏衆議院議員が、現役代表でありながら小選挙区で落選し、辞任を表明しました。山口那津男が次の代表となり現在まで代表を務めています。

公明党党首として

2009年から公明党代表として活動をしており、自民党政権下では与党の党首として様々な発言を残しています。

党首としての発言

近年の政治資金問題に関する政治倫理審査会については、「ますます不信を強める」と発言するなど、与党でありながら政権批判をすることも度々ありました。

旧統一教会と自民党との関わりが指摘されたことに関しては、「社会的なトラブルを抱えている団体と政治家との関わりが問題だ」などと発言しています。

退任を示唆。後任はいる?

2009年以降、現在まで代表を務めてきましたが、2023年に退任を示唆する発言を残しています。「後進に道を開く」ことが役割だと発言しており、後継者探しが本格化しています。

複数のメディアでは、山口那津男代表の後任として、石井啓一幹事長が有力との見方が報じられていますが、山口代表は「立場が人を育てる」と発言するなど後任は明確には示されていません。

【山口那津男】政策・主張

それでは山口那津男の政策や主張にはどのようなものがあるでしょうか。見てゆきたいと思います。

庶民の暮らしを守り抜く

オフィシャルウェブでは「庶民の暮らしを守り抜く」として「幼児教育・保育の無償化」「私立高等学校の無償化」「高等教育の無償化」などが掲げられています。これは公明党の政策でもあります。教育の無償化政策に力を入れていると言えます。さらに、政治家を志した時の理念を実現したものだとも言えます。

地雷撤去支援

さらにオフィシャルウェブでは「平和外交の先頭に」のフレーズも掲げられています。山口那津男がとりわけ力を入れているのは発展途上国や紛争地域における「地雷撤去支援」です。日本国内ばかりでなく、世界にも目を向けている政治家だと言えます。

時として自民党批判も行う

山口那津男は時として連立を組んでいる自民党に批判的なスタンスを示すこともあります。安倍派による組織的な裏金作りが取り沙汰されると動画アプリのTikTokで「同じ穴のムジナと見られたくない」と批判し賛否を引き起こしました。

まとめ

山口那津男は東京大学を卒業後、弁護士を経て国会議員となりました。当初は衆議院議員でしたが、のちに参議院へ鞍替え出馬を行い、2009年から現在に至るまで公明党代表を務めています。国内では教育の無償化政策などを推し進める一方で、海外でも地雷徹書支援を行うなど広い視点を持った政治家だと言えます。

参考文献

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著者について
政経百科編集部
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