人物

【榛葉賀津也】国民民主党幹事長!記者会見・趣味・政策・経歴・生い立ち

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静岡県選出の参議院議員!しんば賀津也幹事長を徹底解説!

国民民主党幹事長・参議院委員として活動する榛葉賀津也。記者会見の発言内容や多趣味なことでも度々話題になっています。

今回は彼の経歴や政策について詳しく解説していきます。

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プロフィール

  • 1967年4月25日、静岡県菊川市生まれ
  • 現職:参議院議員、国民民主党幹事長
  • 学歴:米国オハイオ州オタバイン大学政治学部卒業→米国オハイオ州オタバイン大学国際問題研究学部卒業→イスラエル国立ヘブライ大学大学院国際政治学部留学
  • 所属委員会:外交防衛委員会委員、国家基本政策委員会委員、東日本大震災復興特別委員会委員

政治家になるまでの生い立ち

静岡県小笠郡菊川町で生まれた榛葉賀津也は、父親の意向で5歳の時から牛乳配達を始め、中学入学まで続けました。中学校・高校時代は野球一筋で、中学のときにはキャプテンを務めていました。イラン・イラク戦争の報道を契機として中東に興味を持ち、静岡県立掛川西高等学校卒業後、英語を学ぶためにアメリカ合衆国オハイオ州のオタバイン大学(英語版)政治学部・国際問題研究学部に入学。イスラエルテルアビブ大学留学を経て1991年にオタバイン大学を卒業し、イスラエルのエルサレム・ヘブライ大学大学院国際政治学部へ留学しました。

初当選以降の経歴

1994年に菊川町議会議員に当選して政治家の道に進み始めた榛葉氏。2001年に参議院議員選挙に初当選し、2009年には参議院外交防衛委員長や民主党静岡県連会長、防衛副大臣を務めました。2012年には外務副大臣防衛副大臣に、2013年には参議院民主党国会対策委員長に就任しました。さらに2016年には民進党静岡県連会長や参議院民進党国会対策委員長を務め、2017年に参議院内閣委員長、2018年には国民民主党参議院幹事長、国民民主党静岡県連会長を務めました。そして2020年に現職である国民民主党幹事長に就任し、その他にも国民民主党静岡県連会長や参議院沖縄及び北方問題に関する特別委員長に就任しました。参議院選挙ではこれまでに計4回当選しています。

会見が話題に?

榛葉幹事長は会見でどのような発言をしているのでしょうか。今回は最近の発言の一部を取り上げてみました。

国会議員の女性雇用について

榛葉氏は2023年9月15日の会見で、副大臣・政務官に女性起用がなかったことについて、「もう女性が何人とか、そういう時代じゃない。女性が多いからいいとか、閣僚に女性が何人とか、ジェンダーの数をうんぬんしているのは日本だけ。優秀な女性、男性は関係なくどんどん登用する。そのためにも女性の国会議員が少なすぎる。」と発言しました。「みんなにチャンスを与えて、ジェンダーに関係なく政治の舞台で活躍できる環境作りをしなければならない。したがって、大臣、副大臣、政務官に誰がなるかよりも、どういう仕事をやってくれるか、そこに注目したい。」と、ジェンダーに対する認識を明らかにしました。

日本共産党の発表について

2023年10月27日に共産党が立憲民主党と次期衆院選での連携で合意したと発表したことについて、「いかなる理由があれ、立憲民主党と共産党が連携するといったメッセージが発信され、有権者や支援者に誤解を与えるような言動をする政党とは連携できない。我々が立憲民主党との面会をいったんお断りしたことに対して、『大人げない』とか、『あいさつだけならいいんじゃないか』という評価もいただいたが、『駄目なものは駄目だ』と毅然とメッセージを送らないといけない。もし立憲民主党が本当に我々と今後何らかの連携を模索しているとするならば、立憲と共産の連携は間違ったメッセージだ、という説明をしていただきたい。誤解を恐れずに言うと、『立憲共産党』だという評価になってもおかしくない。」と発言し、国民に誤解が生まれるような発言を非難しました。

立憲民主党の岡田克也幹事長の発言に対して…

2024年2月16日の国会内での定例会見で、立憲民主党の岡田克也幹事長が13日の会見で国民民主に対し「改めるべきは、与党とも是々非々でやる考え方だ」と発言したことについて「是々非々の姿勢を改めるって…政治は常に是々非々じゃないの。是は是。非は非でしょ。それを改めるってどういうことなの。非々非々でやれって言うの?是々非々でやるに決まってるじゃない。岡田先生、何を考えているんだろう」と反論しました。「また上から目線だね。我々は立ち位置をまったく変える必要はない。岡田氏の発言を直接聞いてないからね。誤報じゃないの。そんなこと普通、言わないよ」と皮肉を込めた発言をしました。

12日の党大会で「ある政党の方が、考え方を改めるなら一緒になってもいいと言われました。大きなお世話です」と、国民民主との合流に意欲を示した岡田氏を牽制した榛葉氏。この日、改めて記者団から「岡田幹事長が、以前から反感を買うような発言をされているが、どう思うか」と問われ「党大会で言った」と吐き捨てました。「是々非々うんぬん言う前に、国家の基本理念。政党に入るっていうのはその党の理念に共感、もしくは政策性、理念を共有するから入るわけでしょう。しかし、どの党とは申し上げませんが、同じ党なのに考え方がバラバラなんだから。政治家によって言うことが異なったら困るね」と語気を強め、「まず理念。憲法、エネルギー、安全保障…こういった基本的理念をまずうちと同じような方向だったらというなら先のことはいろいろ考えることがあると思いますけれども、根本的な理念をないがしろにして、選挙だけ一緒にやろうと言ってもそれは国民に対して極めて失礼な話」と、岡田氏に対して反発を重ねました。

趣味

大相撲観戦やラーメン店探索、飼育しているヤギの世話、落語や講談を聞くことなど多様な趣味を持っています。また、静岡県野球連盟1級審判員であることやリアルジャパンプロレスのコミッショナーを務めることから多くのスポーツと関わりのある人物であることがわかります。

政策

参議院委員として4回も当選している榛葉氏はどのような政策を行っているのでしょうか。彼が掲げる7つの挑戦について見ていきましょう。

「みんなでみんなを支える」社会保障制度の確立

超少子高齢化など社会構造が大きく変化する中、すべての人々が安心して暮らせる社会保障制度の確立は国民にとっての最重要課題であるとし、2025年以降は団塊世代800万人も後期高齢者となり、やがて国民の4人に1人という超高齢社会が到来することに目を向け、今日の日本を築いた先輩方への感謝を忘れずに、世代格差のない「みんなでみんなを支える」公平・公正な社会保障制度を確立します。

まじめに働く人が報われる社会の実現

人口減少に伴い、日本の労働人口はこの20年で1000万人、2050年には3500万人減少するといわれています。現在、勤労者の3人に1人は非正規で、4人に1人が年収200万円以下といわれるなど、労働環境は大変厳しい状況にあります。そこで、集めた税金を使う側でなく、働いて税金を払う側が報われる社会を実現するとしています。

後世につなぐ人材教育の充実

子供たちの健やかな成長のために、安全で安心な質の高い教育環境の整備は政治の責任とし、先生方が子供と向き合う時間を充分に確保できるよう、35人学級の充実や教職員の増員を推進しています。さらに家庭・学校・地域との連携を強化し、子供たちの将来を守るとしています。

静岡の第一産業の活性化

「お茶振興議員連盟」の会長として、茶業はもちろんのこと、地場産業を推進し、また、優れた地場産品を生み出す棚田や林業など、環境保全・管理産業の発展を促進し、農作物の安定的な生産や後継者育成のために「農業者個別所得補償制度」を復活させ、食の安全を守り、生産者と消費者が共に豊かさを享受できる政策の実現に努めます。

国と地域の防災強化

国と地方での危機管理体制を強化し、自衛隊との連携、避難施設や経路の確保、防災訓練、地域防災指導員の養成など、防災・減災対策を強化します。

真の「地域主権」の復活

現行の「地方創生推進交付金」は、政府が推進する政策の意向に沿ったものにしか補助金が支給されないのが実態であるため、真の地域主権を目指すためには、中央集権型の陳情政治と決別し、使途を限定しない「一括交付金制度」を復活させるべきとしています。地方が自ら考え、創意工夫することで、地域活性化につなげます。

現実的平和主義で日本を守り世界の平和と安定を目指す

「国民・領土・主権」を強い意志で守ると同時に、日米同盟を基軸に「近くは現実的に、遠くは抑制的に、人道支援は積極的に」の考えに則った安全保障政策に徹するとしています。政府開発援助(ODA)や自由貿易・経済連携協定を通じ、各国と連携強化と信頼醸成に努め、国際社会の平和と繁栄に取り組みます。

参考:しんば賀津也 公式HP|7つの挑戦|https://www.k-shimba.com/policy.html

まとめ

知識が豊富で説得力のある政治をする榛葉賀津也氏。今後7つの挑戦はどのように実現していくのでしょうか。これからの政治の動向に関心を寄せずにはいられません。

参考になるサイト

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政経百科編集部
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