国内政治

【皇位継承問題】天皇・皇室問題の解決策や有識者会議・現在の状況を解説!

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男系男子維持や女性天皇・女系天皇のメリット・デメリットは?

度々話題になる皇位継承問題。果たして解決策はあるのでしょうか?継承順位や現在の状況、国会や有識者会議での議論の経過などを解説し、皇室典範問題・女性天皇・女系天皇問題についても考えます。

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皇位継承問題とは?

皇位継承問題とは、天皇の位(皇位)を継承することの出来る人数の減少により、皇位の安定性をどのように保っていくのかという問題です。

万世一系の原則

そもそも現状の法制度の中で天皇の位を継承することができる人はどのような人なのでしょうか?

万世一系の原則といって、日本の皇室は初代天皇(皇統譜によると神武天皇)から繋がる男系(父系)の者が継承してきたとされ、これを現在の制度でも維持し、皇位は男系男子が継承するものとされています。1947年に交付された皇室典範にも、「皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する」と明記されています

男系・父系というのは、該当人物から父方の先祖を辿っていくと、神武天皇にたどり着く家系のことです。男系・父系といった言葉自体には、該当人物の性別は区別しないものです。

現在の皇位継承者

現在の皇室は、天皇陛下と上皇さま(平成天皇)と16人の皇族で構成されています。このうち皇位を継承できるのは、以下の3人となっています。

  • 皇位継承順位1位:秋篠宮(あきしののみや)さま
  • 皇位継承順位2位:秋篠宮さまご夫妻の長男悠仁(ひさひと)さま
  • 皇位継承順位3位:上皇さまの弟の常陸宮(ひたちのみや)さま

実際には、天皇陛下や秋篠宮さまの子の世代では、悠仁さま1人という現状があります。

皇族数の減少

天皇になる人だけでなく、天皇陛下を支え、被災地のお見舞いや国際親善などを担う皇族の数の現象も問題となっています。

現行制度のもとでは、女性の皇族は天皇や皇族以外の男性と結婚すると皇族を離れます。未婚の女性皇族5人のうち、5人とも成人をされています。

皇族数が減少することにより、皇室の活動を維持することが難しくなる懸念があります。

皇位継承問題の解決策はある?

皇位継承問題の解決策として挙げられるものには、主に以下の2つがあります。

  • 「男系男子」の原則を維持したまま、皇位継承者の範囲を拡大
  • 「男系男子」の原則を緩和する

男系男子の維持

男系男子を維持しながら皇位継承範囲を拡大することは、基本的には旧宮家・旧皇族の皇籍復帰を指します。

歴史上、初代天皇の男系の子孫であるものの、天皇と遠縁(遠い親戚)の男性皇族が皇籍を離脱(臣籍降下)し、民間人となったことがあります。

皇籍を離れた男性皇族の男系の子孫を皇族に復帰させることにより、初代天皇から続く万世一系の原則を守りつつ、皇位継承を安定させることができます。

一方で、男系男子とはいえ民間人だった人が、皇族となり、皇位継承することに対しての国民の理解が得られるのかどうかといった懸念もあります。

男系男子の原則の緩和

男系男子の原則を緩和して、女系天皇を認めるといった案もあります。

現状の女性皇族が結婚によって皇族を離脱する制度から、女性皇族が皇籍を離れずに皇族でない男性との間に生まれた子どもにも場合によって皇位継承ができるようにするということです。

この場合、史上初の万世一系の原則を外れた男系子孫でない天皇が誕生することになります。

過去には女性天皇が存在したこともありますが、全てが男系女性の天皇であり、女系天皇は歴史上存在したことはありません。

歴史上の原則を覆し、女系天皇を認めることに抵抗がある人がいるのも実情です。

有識者会議・国会での議論

2005年には、小泉純一郎首相のもと、「皇室典範に関する有識者会議」が設置され、議論が開始されました。その後、2021年の菅義偉内閣のもとでは、「「天皇の退位等に関する皇室典範特例法案に対する附帯決議」に関する有識者会議」が開催されています。

2021年の会議の中では、皇族数確保・皇位継承問題の解決策として、以下の3つの案がまとめられました。

  • 女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持すること
  • 養子縁組を可能とし、旧11宮家などの男系の男子を皇族とすること
  • 皇統に属する男系の男子を法律により直接皇族とすること

まとめ

旧宮家の皇族復帰などにより男系男子の維持を目指すこと、反対に男系男子の原則を緩和することなど、多くの議論がある皇位継承問題。まずは、それぞれの立場の主張を聞いてみることが重要です。

参考になるサイト

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政経百科編集部
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