【国債】国の借金?買えるの?金利・利子についても解説!

hensyubu
記事内にアフィリエイトを含む場合があります

国債とは?

国債とは国が発行する債権です。購入者は、一定の期間が経過したのちに利率が付いた金額を受け取れます。最低限の利率が保証されているため、比較的安心な投資方法と言われています。国債について説明します。

スポンサーリンク

国債とは?

国債は国が発行し、利子と元本の支払いを行う債権です。購入した金額に応じて利子が付きます。国債発行により国が得たお金は、国家の運営予算に用いられます。国債で得たお金は利子を付けて購入者に返さなければなりませんから、これは国が負っている借金となります。

2023年の国家予算の一般会計歳入は114.4兆円です。そのうち国債による公債金の割合は35.6兆円で割合は31.1%です。所得税、法人税、消費税などの税金が3分の2、国債による借金が3分の1ほどの割合となります。

国債を買うことが出来る?

財務省のサイトでは国債は「身近な期近な金融商品」として紹介されています。満期になれば元本が償還(返還)されます。利子は半年ごとに支払われます。

国債にはさまざまなタイプがあります。利子の利率は固定利率のものと変動するものがあります。満期の期間は個人で購入できる国債には、最低1万円から購入可能な固定3年、固定5年、固定10年のほか、最低5万円から購入可能な新窓販国債2年、5年、10年があります。個人向け国債の場合、半年ごとに利子を受け取ることができるため元本割れのリスクはありません。新窓口国債の場合は、市場でいつでも売却が可能な代わりに、その時の市場価格が適用されるため売却損が出る場合があり、元本割れのリスクが生じます。

国債を購入できる場所は証券会社、銀行などの金融機関や郵便局などであり、国債は毎月発行されています。個人で購入する場合は額面1万円から購入可能です。それ以上の金額も1万円単位で購入できます。発行後1年を経過した時点での途中換金が可能です。

国債の利子

それでは日本の国債を購入すれば、どれくらいの利子が受け取れるのでしょうか。2024(令和6)年3月に販売された国債の利率は個人向け国債で固定金利型3年満期のものが0.16%、固定金利型5年満期が0.33%、変動金利型10年満期が0.47%です。 1万円の国債を購入した場合、半年後に受け取れる利子は3年満期の場合が約8円、5年満期の場合が約14、10年満期が約24円ほどになります。ただし、利子は受取時に20.315%分の税金が差し引かれます。金額はわずかなものですが、国債を持っているだけでお金が少しずつ増えてゆくのは確かです。

3年と5年満期は固定金利が保証されていますが、10年金利型は景気変動に応じて利率が変わります。一般的には景気が良くなれば金利が上がり、悪くなれば下がってゆきます。国債は元本とともに最低金利として0.05%が保証されていますので、元本割れが起こることはありません。

外国人でも買えるのか?

日本の国債は個人ならば誰でも買えます。これは日本人とは限りません。外国人投資家も日本国債を購入しています。日本国債は比較的安心な投資先であるため、欧米で金融不安が広がった場合などに買われることが多くあります。

逆に言えば日本人も外国の国債が購入可能です。中には日本の国債に比べ利子が高い国も多くあります。外国の通貨建てで購入していれば、為替変動に応じた利益を得ることも可能ですが、元本割れを起こし損をすることもあるためメリットとデメリットの双方があると言えます。

まとめ

国債は国が発行し利子と元本の支払いを保証する債権です。日本の国家予算のうち約3分の1が国債発行が占めます。元本の償還と、再低金利が保証されているので比較的安心な投資方法と言われています。国債は毎月発行されており、個人でも1万円から購入可能です。

参考になるサイト

X(旧Twitter)で記事内容に対する
意見を広げてください!
スポンサーリンク
著者について
政経百科編集部
政経百科編集部
監修者
選挙・ニュース・授業がもっと楽しくなるをモットーに政経・社会課題を分かりやすく解説します。みんなの「参考書」を目指して情報発信中!様々な政治経済や社会に関する情報を提供し、読者の皆さんに理解や共感をお届けしています。
スポンサーリンク
関連記事
こちらの記事もどうぞ
記事URLをコピーしました