【Z世代】特徴・由来を解説!脱ゆとり世代やX・Y世代との違いは?
Z世代とは?いつから?何歳?
Z世代という呼び方を聞いたことはありますか?
何となく新しい若者世代を現す言葉だとは理解していても、実際に何歳から何歳までが該当するのかがはっきりとわからない人は多いのではないでしょうか。Z世代とは何か、あらためて向き合ってみましょう。
Z世代は何年生まれ?
Z世代とは年代で言えば、1990年代半ばから2010年代序盤に生まれた世代を指します。2024年現在ならば13歳から29歳前後の年代を指します。ちょうど中学生から、若手の社会人といったあたりが該当します。この世代の特徴としては、生まれた時からインターネット環境が存在し、携帯電話やスマートフォンも普及していました。それらのツールを使いSNSも積極的に活用しています
どういう特徴がある?
Z世代にはどういう特徴があるのでしょうか。ひとつは効率重視です。タイムパフォーマンスやコストパフォーマンスを重視します。
もうひとつは仕事とプライベートのバランスです。かつての日本社会ならば、プライベートを犠牲にしてでも仕事に取り組む考え方が一般的であり、そうあるべきとされていました。しかしZ世代は仕事よりもプライベートを重視する傾向があります。会社員としての出世を望まない傾向があるとも言われています。ほかにも友人などの仲間を大切にします。
X世代・Y世代・Z世代
Z世代の呼び名はもともとは欧米から始まりました。Z世代の前にはアルファベットの並びにしたがってX世代、Y世代という呼び名が存在します。
X世代は1960年代中盤から70年代の終盤に生まれた人たちで現在は60歳前後から40代の半ばの人たちが該当します。続くY世代は1980年代から1990年代中盤に生まれた世代であり、現在は40代前半から20代後半が該当します。
脱ゆとり世代
Y世代のうち1987年から95年生まれまでは詰め込み型とも異なる、いわゆるゆとり教育を受けており、ゆとり世代とも言われています。
Z世代の特徴としては、ちょうどゆとり教育が終了したころに生まれており脱ゆとり世代とも言われています。しかし、ゆとり教育で重視された社会貢献や多様性といった意識はZ世代にも広く浸透しています。プライベートでは個人主義的傾向がありながらも、環境問題や気候変動など、社会的なトピックに関心を持つ人間がいるのもZ世代の特徴です。
注目されるZ世代
Z世代はマーケティングの分野では、注目を集める世代とされています。日本は少子高齢化が進んでいるため、人工に比してZ世代が占める割合はおよそ15%です。
しかし世界的に見た場合、Z世代が占める割合は多く、国連の統計によれば世界の人口の約77億人のうちZ世代が占める割合は約32%となっています。一般的に消費は若い世代がターゲットとなるため、これからビジネスを展開する上ではZ世代のニーズを意識する必要があるためです。
まとめ
Z世代の呼び名は欧米から広まったもので、1990年代中盤から2010年代序盤に生まれた人たちが該当します。2024年現在の年齢は中学生から30歳前後にあたります。日本で言えばゆとり教育が終わった脱ゆとり世代に該当しますが、ゆとり教育で重視された多様性や社会貢献の意識も強くあります。集団や仕事よりも、個人主義、プライベートを大切にする傾向があります。日本では人口のうちおよそ15%がZ世代を占めますが、世界的には32%ほどがZ世代となり大きな存在となっています。
参考になるサイト
- 野村総合研究所(NRI)|Z世代とは?|https://www.nri.com/jp/knowledge/glossary/lst/alphabet/generationz
- 文部科学省|新しい学習指導要領の主なポイント(平成14年度から実施)|https://www.mext.go.jp/amenu/shotou/cs/1320944.htm
- 日本経済新聞|社会動かすZ世代の「冷静と情熱」アメリカの現場から|https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM083DP0Y3A201C2000000/
- 日本生命|世界の人口に占める割合は32%? 世界的に注目されるZ世代はなぜ「Z」と呼ばれているのか|https://www.nissay.co.jp/enjoy/keizai/137.html