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【子供部屋おじさん】パラサイトシングルの原因・問題・解決策とは?

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【こどおじ】子供部屋おじさんとは?大人の引きこもり問題を考える

みなさんは、子供部屋おじさんという言葉を聞いたことがありますか?

ネットで話題になっているこの言葉ですが、実は時代背景や社会問題などが原因となっている側面も大きくあります。

今回は、そんな子供部屋おじさんについて考えていきます。

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子供部屋おじさんとは?

子供部屋おじさんとは、社会人になっても親元を離れず、実家の子供部屋に住み続ける中年独身男性を揶揄する言葉で、インターネットを中心に話題になりました。

2014年頃に2ちゃんねるで提唱されて、2019年には週刊朝日編集部選出の流行語30選に入賞しました。

子供部屋おじさんは、ニートや引きこもりとの違いは、実家で暮らしながら就労しているケースの事も含みます。また似た言葉として、パラサイトシングルもありますが、子供部屋おじさんとは違い揶揄する意味合いはなく、厚生労働省などの公的機関でも用いられます。

なお、同じようなケースで女性の場合は子供部屋おばさんと呼ばれ、子供部屋おじさんを「こどおじ」子供部屋おばさんを「こどおば」と略すこともあります。

子供部屋おじさんの原因は?

ここからは、子供部屋おじさんとなってしまう原因を考えていきます。

未婚率の上昇

子供部屋おじさんの原因には、結婚しない・結婚できない人が増えているという現状があります。

実際に、50歳の時点で1度も結婚経験のない人の割合である「生涯未婚率」の数字が上昇しています。

2015年国勢調査の結果では、50歳時点で婚歴がない男性は4人に1人となっています。

ちなみに1990年の時点での生涯未婚率は、男性の18人に1人の割合でした。

就職氷河期

結婚しない・結婚できない問題に加えて、現在の中年と言われる人たちの多くが就職氷河期世代ということも関係しています。

就職氷河期とは、1990年代〜2000年代の雇用環境が厳しい時期に就職活動を行った世代のことです。

その中で、不本意ながら不安定な職に就いている人や無職の状態になっている人が多く居ます。バブル崩壊後の不景気失われた30年)が原因で、終身雇用が当然だった状況の中、新卒採用が大幅に減少してしまいました。

就職活動が上手くいかず、社会から断絶されてしまった事や非正規雇用での就労期間が長かった事などが、子供部屋おじさんと呼ばれる状況に繋がっている側面もあります。

元農水事務次官長男殺害事件と8050問題

2019年に起こった元農水事務次官長男殺害事件を覚えていますか?

この事件では、当時44歳無職の男性を父親が刺殺してしまいます。当初は家庭内暴力が殺害の動機とされていましたが、加害者が、通り魔事件を思い出し「息子も周りに危害を加えるかもしれない」と不安に感じ、殺害に至ったと供述した事により8050問題として報道される事が多くなりました。

8050問題

8050問題とは、長年引きこもる子供とそれを支える親が共に高齢化し、収入面や介護といったところで起こる問題のことを指します。

親子が社会的に孤立し、生活が立ち行かなくなる恐れがあり、社会問題となっています。

事件の背景

被害者である長男は、事件の10年以上前から無職の状態でオンラインゲーム依存となっていたと言われています。2015年にはアスペルガー症候群と診断を受けています。

その中で、長男が実家に戻り、母親と加害者である父親の3人での生活が始まりました。長男は、引きこもり状態の生活をしており、家庭内暴力を行い、父親と母親は脅えて暮らすようになったと加害者である父親はのちに供述しています。

事件の影響

報道では、この事件を中年引きこもりが影響する事件として、大々的に報じられました。一方で、引きこもりの当事者団体等は、事件と引きこもりを直接的に結びつける報道に警鐘を鳴らす声明を出すなど、大きな議論を引き起こしました。

子供部屋おじさん解決策

ここからは、子供部屋おじさんの解決策を考えていきましょう。

自立する

子供部屋おじさんの改善方法として、まずあげられるのは自立をすることです。

一言で自立と言っても「精神的自立」「経済的自立」「生活的自立」など、様々な種類があります。

就労支援やカウンセリングなどを通じて、その人にとって自立するためには何をすべきか、適切なサポートをする必要があります。

コミュニケーション能力を身につける

コミュニケーション能力を身につけることも子供部屋おじさんの改善に効果的だと言われています。具体的には、サークル等のコミュニティに参加し、家族以外の人と交流する機会を作り、家の外に関心を持てるようになることが重要です。

カウンセリングを受ける

子供部屋おじさんの家庭において、子供部屋おじさん側が家族に依存しているだけでなく、親側も依存している状態の共依存になっている場合も多くあります。

その場合は、専門のカウンセラーに相談し、本人だけでなく親の意識を変えていくことも必要となってきます。

子供部屋おじさん揶揄への批判

流行語として取り上げられたり、社会問題として扱われたりすることも多い子供部屋おじさんですが、そのワードが広まることに対する批判もあります。

例えば、実家に住んでいるだけで、経済的精神的には安定しているというケースもあります。そういったケースを一括りに子供部屋おじさんと揶揄することは適切ではないのかもしれません。

子供部屋おじさんというワードで一括りにするのではなく、引きこもりや就労出来ていないことなど問題の本質がどこにあるのかを考えなければならないのかもしれません。

まとめ

子供部屋おじさんというネット上から広まった言葉ではありますが、その背景には複数の社会問題が複雑に絡んでいる場合も多くあります。

問題の本質を考え、どのような解決策があるかなど、社会全体で考えていく必要があるのかもしれません。

参考になるサイト

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政経百科編集部
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