【音喜多駿】維新の会政調会長の生い立ち・選挙区は?小池百合子との関係なども解説!
区長選挙や衆議院に鞍替えなど、日本維新の会政調会長おときた駿とは?
40歳で国政政党の政調会長を務める音喜多駿参議院議員。
国会議員1期目にして、党三役の幹部を任され、今後も注目されるであろう音喜多駿参議院議員の生い立ちや経歴を深堀します。
プロフィール
- 生年月日:1983年9月21日
- 現職:日本維新の会政調会長、参議院議員(東京選挙区)
- 学歴:海城中学校・高等学校→早稲田大学政治経済学部政治学科卒業
- 職歴:LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ→東京都議会議員→参議院議員
- 政党での役職:東京維新の会幹事長、あたらしい党代表、都民ファーストの会東京都議会議員団幹事長などを歴任
政治家になる前の生い立ち
1983年東京都北区で水道工事店の長男として生まれました。
海城高校は男子校で、当時の音喜多氏は女の子からモテるためギターを弾くがそれでもモテず、女性にモテるためには女性のために働くことをしなければならないと思い、早稲田大学政治経済学部政治学科時代には女性と政治をテーマに研究を始めます。すると、世界の歴史上で、女性が政権を取ったことが一度もないことに気づきます。今までの女性首相は男性社会のトップであり、女性が主導権を握って意思決定した社会はありませんでした。
音喜多氏は女性が力を持ち、政権を取るためには自分が政治家になり政治を変えていかなければならないと思い、政治家になることを決めました。大学卒業後はLVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループに入社します。女性が社長で、従業員の約9割が女性であることが決め手でした。
都議会議員時代
2013年6月の東京都議会議員選挙に北区選挙区から、みんなの党公認で出馬し定数4人中4位で初当選します。同年9月にはみんなの党会派の政務調査会長に就任しました。
その後みんなの党は解党されますが、東京都議会のみんなの党会派は、かがやけTokyoに改称され、その後も政調会長を務めます。
2016年の東京都知事選挙では小池百合子候補を支持し知事選後は小池氏と都民ファーストの会を立ち上げ東京都議団の幹事長に就任します。
2017年7月の東京都議会議員選挙では、地域政党「都民ファーストの会」から公認を受け、出馬し北区選挙区歴代最多得票の56,376票を獲得しました。
2017年10月、小池都知事の国政に関与する政治姿勢を批判し上田都議会議員とともに都民ファーストの会を離党しました。
その後、上田都議会議員と会派「かがやけTokyo」を設立します。
あたらしい党設立と区長選挙挑戦
都民ファーストの会を離党した音喜多氏はその後どのように政治活動を行ったのでしょうか
あたらしい党設立
2018年10月、あたらしいあたりまえをつくろうをコンセプトに地域政党「あたらしい党」を結党し代表に就任。
結党の理由として、「都民ファーストの会などに期待した有権者が行き場を失っている。真の改革政党が必要だ。」と述べました。
北区長選挙へ出馬
2019年4月21日に行われた北区長選挙へあたらしい党公認で出馬しました。結果は現職に約1万票差で敗れましたが、他の区長選挙とは異なる接戦で選挙の強さを見せつけました。
日本維新の会から参議院議員選挙に挑戦
2019年6月3日に記者会見を開き参議院選挙に日本維新の会公認、あたらしい党推薦で出馬することを表明します。2019年7月21日投開票となった参院選東京選挙区で定数6人中5位で当選します。
日本維新の会としては、これが初めての東京からの当選者になりました。
その後、2021年11月30日に日本維新の会の政務調査会長に就任します。また、2022年9月7日からは党国会議員団の政務調査会長も兼任しています。
政策
LGBT理解増進法
2022年の通常国会で一番注目が集まった議員立法のLGBT理解増進法では、立憲や共産などの超党派案と自民党の保守派に配慮し修正された自公案が激しく対立していましたが、最終的に成立した条文には、音喜多駿政調会長の提案により「すべての国民が安心して生活できるよう留意」が追加されました。
これにより、行き過ぎた配慮によって 生活の安心が脅かされる事態は防止できると主張していますが、一部の当事者の団体からは疑問や批判の声が上がっています。
出産費用の保険適用
日本維新の会として参院選2022マニフェストに掲げていた出産の保険適用は、2026年度をめどに政府が検討し始めました。
教育無償化
子育て世代の負担軽減や、次世代を担う人材への投資として教育費を無償化することを訴えています。教育無償化を実現する会などと共同で教育無償化法案を提出するほか他の野党とも教育についての一致できる政策を共有しています。
衆議院へのくら替え
日本維新の会は2023年9月5日に記者会見を開き、次の衆議院選挙で音喜多氏が千代田区と新宿区の全域の東京1区から出馬することを発表しました。
会見では「執行部の一員である私が挑戦をしないことは考えられない」と述べ、前回同じ選挙区で維新の候補が自民党に負けていることを踏まえ、この決断は挑戦となることを示しました。
まとめ
40歳という若さで日本維新の会の政調会長を務める音喜多駿参議院議員は、衆議院へのくら替えなど、今後も様々な場面で注目されていくでしょう。
今後どのような政策を訴えていくのかなど、目が離せません。
参考になるサイト
- おときた駿公式ホームページ|https://otokitashun.com/|
- 東大新聞|おときた駿インタビュー|https://www.todaishimbun.org/otokita20160408/