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【岸田文雄】いつから首相?元銀行員総理・自民党総裁の経歴、生い立ちは?

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広島出身・開成卒の内閣総理大臣・自由民主党総裁「岸田文雄」とは?

2021年から現在まで、自由民主党総裁・内閣総理大臣として活躍する岸田文雄衆議院議員。祖父・父も衆議院議員、親族に第78代総理大臣の宮澤喜一がいるなど政治家家系で育った岸田文雄総理。今回は、政権トップの生い立ちについてまとめていきます。

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プロフィール

  • 1957年7月29日生まれ
  • 現職:内閣総理大臣、自由民主党総裁、衆議院議員(広島1区)
  • 職歴:日本長期信用金庫(現:SBI新生銀行)→父・岸田文武衆議院議員秘書→衆議院議員
  • 学歴:開成高等学校→早稲田大学法学部
  • 閣僚として:外務大臣、防衛大臣、内閣総理大臣等を歴任
  • 党内での役職:青年局長、国会対策委員長、政務調査会長、総裁等を歴任

政治家になるまで

1957年7月29日、東京都渋谷区に生まれる。東京都で育ちましたが、通商産業省(現・経済産業省)の官僚の父の出身地である広島には毎年帰省し、被爆者から当時の話を聞いていました。

父の仕事の影響で、アメリカのパブリックスクールに通い、永田町小学校(現・麹町小学校)に転入、麹町中学校を経て、開成高校に入学します。

1976年に開成高校を卒業したのちに、3年連続で東京大学を目指すも不合格で、1978年に早稲田大学法学部に進学しました。在学中に、父・岸田文武の衆議院議員選挙を手伝い、のちの自分の政治家の道に影響を与えました。

大学卒業後は、日本長期信用銀行(現・SBI新生銀行)に入行します。1987年に政治家になる決意を固め、退職し、父・岸田文武衆議院議員の秘書となります。

衆議院議員初当選〜外務大臣、政調会長

1993年、旧広島1区から衆議院議員選挙に出馬(自由民主党公認)し、初当選し、父と同じく宏池会に所属しました。1996年の衆議院議員選挙からは、小選挙区比例代表並立制への移行に伴い新設された広島1区から出馬し、以降8期連続当選を果たします。

1997年には、若手の登竜門と言われる自民党青年局長に就任。2001年に小泉内閣で文部科学副大臣、2007年には安倍内閣で内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方・科学技術政策・再チャレンジ・規制改革担当)として初入閣を果たします。

2012年には、党内派閥の宏池会(岸田派)会長に就任します。衆院選後の第2次安倍内閣では、外務大臣に就任します。その後、第2次安倍改造内閣、第3次安倍内閣、第3次安倍改造内閣、第3次安倍第2改造内閣まで外務大臣まで外務大臣を務め、戦後歴代2位、専任の外務大臣としては歴代1位の在職期間となりました。

外務大臣在任中は、G7外相サミットの議長、オバマ大統領(当時)の広島訪問の実現等に携わりました。

2017年には防衛大臣、自民党政務調査会長となりました。

総裁選出馬、総理総裁として

2018年自民党総裁選では、宏池会(岸田派)内で若手を中心に岸田の出馬を求める声が上がる一方で、ベテランを中心に慎重論もあがり、最終的には安倍支持を表明しました。

安倍晋三の辞職に伴う、2020年の総裁選では、9月1日に自身の出馬を表明しました。内閣官房長官の菅義偉、衆議院議員で水月会(石破派)会長の石破茂の三つ巴の戦いとなり、結果は菅義偉に敗れ、2位という結果に終わりました。また、この総裁選にあたり、初の著書となる『岸田ビジョン 分断から協調へ』を出版しました。

任期満了に伴う総裁選(2021年9月29日)では、菅義偉総裁が出馬しない意向を示し、最終的には、岸田、河野太郎、高市早苗、野田聖子と4名が出馬しました。河野太郎との決選投票に勝利し、27代自民党総裁となりました。10月4日、衆議院と参議院の本会議で行われた内閣総理大臣指名選挙で内閣総理大臣に指名され、皇居での今上天皇により任命され、総理大臣に就任しました。

2022年、参議院議員選挙期間中に安倍晋三元総理大臣が銃撃され死亡する事件が発生しました。7月14日に国葬実施を表明、9月27日に行われた国葬では、葬儀委員長として、追悼の辞を述べました。事件をきっかけに自民党と旧統一教会との関係が明らかになり、批判が相次ぎ、支持率の低下を招きました。

2023年3月21日には、緊張状態の続くウクライナを電撃訪問し、ゼレンスキー大統領と首脳会談を行いました。内閣総理大臣が戦地を訪問するのは、第2次世界大戦後初めてとなりました。

同年4月15日、衆議院和歌山県1区補欠選挙の応援のために、和歌山市の雑賀崎漁港を訪れていたところ鉄パイプ爆弾を投げ込まれました。投げ込まれたものは爆発しましたが、岸田総理は無事に現場を離れました。

5月にはG7広島サミット(先進国首脳会議)を広島市で開催し、ゼレンスキー大統領の出席を果たした。

2023年末には、自民党内派閥の政治資金パーティー収入の裏金化疑惑が表面化します。これを受けて、宏池会(岸田派)の会長を辞任しました。(後任は置かず、会長職は現在空席となっています)

政策

新しい資本主義

賃上げ、企業の投資意欲の向上などを更に力強く拡大し、新しい資本主義の実現に向けた取組を加速するとしています。

こども・子育て政策

少子化を、先送りのできない「待ったなしの課題」と位置付け、若い世代の誰もが結婚や子供を産み育てたいとの希望がかなえられる、将来に明るい希望を持てる社会を目指しています。

外交・安全保障

G7広島サミットの成果も踏まえ、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化のための外交を積極的に展開するとしています。

国民生活の安全・安心

防災・減災、国土強靱化、東日本大震災の被災地の復興などをはじめ、、国民が安心して豊かな暮らしを送ることができるよう取り組むとしています。

参考:首相官邸|岸田内閣主要政策|https://www.kantei.go.jp/jp/headline/seisaku_kishida/index.html

著書

まとめ

現職の内閣総理大臣で、自由民主党総裁でもある岸田文雄衆議院議員。岸田内閣はいつまで続くのか、総裁再選はあるのか。今後も目が話せません。

参考になるサイト

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著者について
政経百科編集部
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監修者
選挙・ニュース・授業がもっと楽しくなるをモットーに政経・社会課題を分かりやすく解説します。みんなの「参考書」を目指して情報発信中!様々な政治経済や社会に関する情報を提供し、読者の皆さんに理解や共感をお届けしています。
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