【インタビュー】被災地支援学生団体FCAIに聞いてきました!
東日本大震災を経験した岩手県出身の高校生だからこそできることがある。
今回は、被災地支援学生団体FCAIの代表の煌人さんにお話を伺ってきました!
FCAIは、「繋げよう。未来に愛を。岩手から」をテーマに令和6年能登半島地震への募金活動や防災に関してのイベント企画を行っている学生団体です。
立ち上げた経緯や被災地への思いなどを聞いてきました。
被災地支援学生団体FCAIとは?
編集長:本日はよろしくお願いします!
煌人さん:被災地支援学生団体FCAI代表の煌人と申します。よろしくお願いします。
編集長:なぜ、FCAIをたちあげようと思ったんですか?
煌人さん:私は、岩手県に生まれ育ち2011年に東日本大震災を経験しました。その時には、全国から多くの方が被災地を思い支援をしてくれました。2024年に能登半島地震が起こり、自分たちが被災した時に多くの支援をしてもらったからこそ、今度は自分たちが恩返しをしたいと思い、立ち上げました。大きな地震を経験した岩手県の高校生だからこそできることがあるのでは無いかと考えています。
活動内容
編集長:どのような活動をしていますか?
煌人さん:今行っている主な活動は、街頭での募金活動です。SNSで活動場所を告知して、そこに来ていただいた方や通りかかった方から募金をしていただいています。
編集長:活動状況を教えてください。
煌人さん:能登半島地震が起きた1月に立ち上げて、フォロワー0人の段階から発信を始めて、メンバーを集めていきました。そこから募金を合計7回(インタビュー当時)開催しています。ちなみに、昨日も募金を行っていました。
編集長:募金はどこで行っていますか?
煌人さん:自分が住んでいる岩手県の他にも、SNS等で共感してくれた仲間がいる所でも行っています。現在は、新潟や福井などでも活動を行っています。
編集長:どれぐらいの人数で募金を行っていますか?
煌人さん:合計で50人以上のボランティアスタッフが集まってくれています!
編集長:その他にも、今後やっていきたい活動などはありますか?
煌人さん:また、防災に対しての意識を高めたり、知識を付けてもらったりといったイベントを企画していけたらとも考えています。
やりがいや大変だったことは?
編集長:活動をしていく中で感じたやりがいはありますか?
煌人さん:当団体に興味を持ってくださる方や応援してくれる方と関われたことです。部活動や学業の合間に活動に協力してくれる人が増えてくることがとても嬉しく思っています。
編集長:反対に大変だったことは?
煌人さん:信頼の上で成り立つので、無名の団体から信頼を積み上げていくことが大変でした。特に、お金の管理や経費計算などは抜け漏れがないようにしなければなりません。
編集長:その中で信頼を獲得していったり、お金の管理などでの工夫は?
煌人さん:お金の管理に関しては、ダブルチェック・AIの活用により、人の手によるミスがないように工夫をしています。また、信頼という面では、受領書の公開を行っています
編集長:受領書の公開はどこで行っていますか?
煌人さん:募金いただいた方に、FCAIのInstagramのDMでお送りしています。受領書を確認されたい方は、Instagramまでご連絡いただければと思います。
募金したお金はどこに使われる?
編集長:FCAIで募金してもらったお金については、どこに使われますか?
煌人さん:現在は、能登半島地震と台湾東部沖地震の募金を行い、日本赤十字社を通じて被災地支援にあてています。
編集長:具体的には、どのようなことに使われていますか?
煌人さん:日本赤十字社に寄付されたお金は、ほかの団体・個人での募金と混ざってしまうため、具体的にFCAIからの寄付でこれを買ったということはお伝えしづらいのが現状です。しかし、日本赤十字社への募金全体としてどこに使われたのかは、日本赤十字社のホームページから確認していただくことが出来るのでそちらをご確認ください。
日本赤十字社|【第43報】令和6年能登半島地震にかかる日本赤十字社の対応等について|https://www.jrc.or.jp/domestic_rescue/2024notoearthquake.html
日本赤十字社|【速報】台湾東部沖地震における赤十字の対応等について|https://www.jrc.or.jp/foreign_rescue/Taiwanearthquake2024.html
なぜFCAIなのか?
編集長:被災地支援を行う団体などは多く存在しますが、FCAIで募金をするメリットはありますか?
煌人さん:多くの団体では、活動経費を差し引いて募金を行うということが一般的です。しかし私たちの団体は、「経費を差し引かずに全額」を日本赤十字社に寄付しています。
編集長:経費を差し引かずに活動が出来るのはどうしてでしょうか?
煌人さん:被災地支援の募金の他にも、活動応援募金といったものを行っています。活動経費に関しては、活動応援募金でいただいたお金を使わせていただいています。能登への募金は全額能登へ、台湾への募金は全額台湾へ使うことをお約束します。
編集長:もし募金したい場合はどうしたらいいの?
煌人さん:Instagramとホームページで活動予定をお知らせしているので、活動場所に来ていただければ募金いただけます!今後は現在の活動地域だけでなく、活動場所を広げていけるようにしたいです。
メッセージ
編集長:最後に、これを読んでくれた方にメッセージをお願いします。
煌人さん:こういった活動に参加する方には、入試などに役立つといった考えの方も多いかもしれません。しかし、純粋に被災地を思う気持ちを大切にしているメンバーが集まっていて、純粋に被災地を思う人を増やして行けたらと思っています。その中で、全額寄付にもこだわっていて、こうした活動を広げて行けたらと考えています。
また、メンバー同士の繋がりなども大切にしています。募金をしてくださる方だけでなく、スタッフとして活動を支えて下さる方も募集しています。学生だからこそできる支援を考えて行ければと思っています。今後の活動にもぜひご注目ください!
編集長:本日はありがとうございました。
煌人さん:こちらこそ、ありがとうございました!
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